針位置自動補正機能とは
針位置自動補正機能
秒針、分針、時針の針位置を毎時自動検出し、システム内部カウンターと誤差があれば各針を自動で正しい位置に補正する機能。標準電波を受信し正しい時間に「時刻補正」するのとは異なり、磁気の影響により位置がずれ正しい時間を表示できない針を「位置補正」する機能である。ただし、初期からある文字盤インデックスと針先位置の極々僅かなずれを修正するものではない。
針位置補正の必要性
磁気により時計の針位置がずれた場合、針位置補正が無ければ電波受信に成功してもずれは修正されないため、正しい時刻を表示できない問題が発生する。
(例)
【時計内部時刻】12:00
【針表示】13:00 ⇒ 1時間のずれ
↓ 電波受信(2時間修正)
【時計内部時刻】14:00
【針表示】15:00 ⇒ 1時間ずれたまま修正
このため針位置をゼロ補正する機能は、磁気影響を受けた時計が正しい時刻をアナログ表示するために重要なものとなる。
耐磁性能を持つ特殊なGショック(耐磁時計)
Gショックの中には時計内部に耐磁板を持ち、日常使用に求められる「JIS1種耐磁性能」を実現したモデルがある。これらは直流磁界4,800A/mに対する耐磁性能を持ち(磁界を発生する機器に時計を5cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できる水準)、これによりGショックを外的要因からより堅牢にガードする事が可能となる。