1. TOP
  2. ライブラリ
  3. 時計
  4. 潜水用200m防水とは

潜水用200m防水とは

diver's watch 200m 200m潜水用防水 Gショック G-shock

潜水用200m防水(DIVER’S WATCH 200M)

Gショックのダイバーズウオッチ「FROGMAN」に搭載される防水性能。空気潜水用防水時計の200m防水に相当し、Gショックの多くに搭載されている20気圧防水を上回る防水性能を持つ。FROGMANの場合、高水圧に耐える肉厚ステンレスケース、気密性の高いスクリューバック(時計裏蓋)、風防には通常よりも厚い2.8mm厚のサファイアガラスを採用し気密性と耐圧性を高めている。

<表記に関して>

  • 表記: DIVER’S WATCH 200M
  • 場所: 時計裏蓋

表記は水深200mまでの耐圧性と長時間の水中使用に耐える防水性を示している。

使用環境例

防水適用環境を6段階に分け、FROGMANの潜水用200m防水における使用可否を〇×表記した。

  • レベル1: 〇 (汗や小雨で濡れる程度)
  • レベル2: 〇 (水仕事)
  • レベル3: 〇 (水上スポーツや水遊び)
  • レベル4: 〇 (競泳や素潜りなど水中スポーツ)
  • レベル5: 〇 (空気潜水)
  • レベル6: × (飽和潜水)

日常生活から空気潜水まで幅広い範囲で防水対応となる。さらに20気圧防水では故障の原因とされた水中でのボタン操作は水深80mまで可能となっている。
※飽和潜水は個人レベルで行えるものではなく、日本では海上自衛隊潜水医学実験隊が潜水艦乗組員や潜水隊員の安全を確保する実験研究のために行っている。

<空気潜水とは>
空気ボンベを背負い水面から潜る一般的なスキューバダイビングのこと。

<飽和潜水とは>
専用タンク内で体内を深海の水圧に耐えられる加圧状態にし、専用加圧カプセルで海に潜りカプセルから深海に直接アクセスする方法。これにより100メートル以上の深度でも安全に長時間の活動が可能。※海上自衛隊の潜水艦救難艦などにこの設備が備わっている。

防水性能維持のために

潜水用200m防水性能は半永久的に勝手に維持されるものではなく、使用時の注意や定期的なメンテナンスが必要となる。

<基本的注意>

  • 飽和潜水には使用できない。
  • 時計をつけたままの入浴や洗剤の利用は、ゴムパッキンが劣化し防水性能低下の原因となるため行わない。

<メンテナンス>

  • 防水性を維持するためには2~3年おきの定期的な点検やゴムパッキンの交換が必要。
  • 海水での使用後は真水で洗い流し塩分や汚れを拭き取る。