逆回転防止ベゼルとは
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逆回転防止ベゼル
60分以内の経過時間を測るカウント付きベゼルが反時計回りにしか回せない機構を搭載したもの。主にダイバーズウォッチに搭載され、潜水中にベゼルを誤って操作した場合でも経過時間の表示が過去方向に戻るのを防ぐため、様々な判断において危険を回避できる仕組みになっている。
具体例
・潜水開始時刻を10:30とし、カウントベゼルのスタート(オレンジ)を30分位置に合わせる。
・潜水を開始し時刻は10:40。オレンジから10メモリ進んだため、10分間潜水をしたことが分かる。
・ここからはカウントベゼルが何らかの事情で5メモリ回転した場合を見ていく。
- 逆回転防止ベゼル時
- 両回転ベゼル時
反時計回り(未来方向)にしか回らないためオレンジが10:25に移動したと想定する。
この場合、オレンジから数えると15メモリ進んだことになるため本来の潜水時間より5分多めの表示となるが、安全を確保した判断が可能となる。
ベゼルは両方向に回転可能なため時計回り(過去方向)に回転しオレンジが10:35に移動したと想定する。
この場合、オレンジから数えると5メモリしか進んでおらず、実際の潜水時間より5分短い表示となる。見かけ上は余裕があるように見えるが、実際は判断において危険なリスクを伴う。
以上から逆回転防止ベゼルはダイバーズウォッチの基本性能として絶対に外せないものとなる。
※同じダイバーズウォッチでもGショックFROGMANのように針表示が無い場合は当機能とは無縁である。