トリプルGレジストとは
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トリプルGレジスト(TRIPLE G RESIST)とは、初代Gショックから続く『耐衝撃機能』に『耐遠心重力』『耐振動』が加わり、3つの重力加速環境から時計の中枢を守る強化構造のことを言う。
耐衝撃機能(SHOCK RESIST)
衝撃から時計の心臓部にあたるモジュールを守る機能。
この機能に関しては「耐衝撃機能とは」で詳細を解説。
耐遠心重力
強い遠心重力環境でも時計の針が正常に運針でき、各種機能が正常に作動できる性能。
非常に軽い針でも強い遠心力がかかると自重で回転バランスを崩しやすくなるため、重量バランスを緻密な計算のもと最適に配置。これにより航空機用機器で必要とされる最高等級の”15Gまでの遠心重力”を超える性能を実現。
※ただし、15Gは人間にとっては命懸けの環境である。
耐振動
激しい振動による誤作動や破損を防止する構造。
モジュール周囲の振動吸収材にアルファゲルと呼ばれるシリコーンを主原料としたゲル状素材を内装。また、バンド接続部のネジにはワッシャーやOリングを使用し振動による緩みを対策。これらにより二輪自動車用車載機器等に求められる等級”20Gまでの振動加速度”に準じた性能を実現。
搭載機種
トリプルGレジストは全機種には搭載されておらず、「MTG」シリーズや、型番が「GPW」「GW」で始まるGRAVITYMASTERで採用されている。