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マッドレジスト構造とは

MUD RESIST マッドレジスト構造

マッドレジスト構造とは土・砂・泥等の時計機能破壊因子の侵入を防ぎ、悪条件下でも時計が正常に作動することを目的として作られた構造である。

従来構造の欠点と新構造

土・砂・泥の細かい粒子は主にボタンやリュウズの隙間から時計内部に侵入するため、従来までは配列されたボタンを1ピースのウレタンで覆う方法を採用し侵入経路を遮断していた。しかし作業時や防寒など手袋をした状態での操作性が非常に悪くGショック機能を活用出来ないという欠点があった。そこでさらなる改良を重ね開発したのが、本来のボタン操作性を残したまま防泥・防塵効果を発揮する最新マッドレジスト構造である。

MUD RESIST マッドレジスト構造

出典:https://g-shock.jp/


最新版のマッドレジストは、個々のボタンに「ボタンガードシリンダー構造」を採用、気密性の高い「ねじ込み式りゅうず」、構造上発生する隙間には「ガスケット」を内装することで操作性と気密性を両立させた。

マッドレジストの歴史と搭載機種

  • 1985年…ボタンとケースの間から隙間を排除し防泥防塵を実現する「MUD RESIST DW-5500C」が登場。
  • 1995年…ボタン部分を全てウレタンで覆う方法を採用した「MUDMAN DW-8400」が登場。
  • 2013年…すべてのボタンにシリンダー形状のガード構造を採用した「RANGEMAN GW-9400J」が登場。
  • 2015年…ボタンガードシリンダー構造やねじ込み式りゅうずなど気密性をさらに高めた最新式マッドレジスト構造を採用した「MUD MASTER GWG-1000」が登場。